商業Webデザイナーとしてメインカラーに緑を選ばない方がよい理由

Webサイトデザインにおいて、メインカラーの選択はとても大切な場合が多いですが、その場合の配色の多くは、一部の業態のサイトを除いて、ブルーやオレンジなどの色が多かったりします。

理由はとても簡単で、物品を販売したりサービスの申し込み利用者を募る場合、購買意欲や精神的な高揚を促したり、ビジネスや商取引における信頼度を与えやすいためでしょう。

比較的メインカラーとして選ばれるのは、赤やオレンジの暖色系や、逆に寒色系ではクリアなブルーが選ばれたりすることが多いでしょう。白やブラウンも好まれますが、やはり業種や業態が限られたりします。

商業サイトにおいては、物を販売したり申込者を募ったりする必要があるので、比較的に利用者が落ち着いてしまう色、グリーンは向いていないと予想されます。

緑という色は一般的には、安息や安心感、感情抑制や安静などがイメージされ、やすらぎやくつろぎ、若々しさや環境、自然や植物などをイメージする内容には適しているでしょう。

実際の物質で考えると、森や林、芝や野菜、JRの緑の窓口や緑茶、田園や牧場などのが関連付きやすいと考えられます。

また、一部では緑のボタンがクリックされやすいという説があるようですが、あるWeb制作会社の実際の統計結果でも、青・緑・赤・オレンジ色のボタンの中で、一番CVRが低かったのは、緑色であると結果解析されていたりもします。

街中を見回しても 、緑色の看板は少なく、利用される業種も限定されている傾向にあります。

確かに、物が売れたり、人が集まる要因に色が関係ない場合もありますが、相対的にみると、緑よりも別のカラーの方が、より物が売れたり、申し込み者数がアップする確率は高いようです。

なので、一部のイメージが関連付けやすい業種や業態を除いて、一般的な物販サイトや会員募集サイトには、緑がメインカラーとしてあまり適していないといえるでしょう。

自称Webマーケターと称している人の好みやWebデザイナーのエゴで商業Webサイトのメインカラーに緑が選ばれたりする場合は、もう一度、考慮した方がよい場合が多いわけです。

どちらかといえば、サブカラーやアクセントカラーとして利用する方が 効果的なようです。