オブジェクト指向とは

オブジェクト指向とは、システム開発における設計技術・技法のひとつです。

近年ではほとんどのシステム制作現場で利用される概念であるオブジェクト指向は、具体的に明確な言語や区別があるわけではなく、部品化されたプログラムの部品同士をつなぎあわせていくといった考え方や開発技法を意味することが多いようです。

すでに出来上がっているモジュール(クラス、ライブラリなどともいう)を手続きという考えのもとに、手続き型のプログラムがこれらの手続き過程についても考慮、構築しなければならないのに対して、オブジェクト指向の考え方はこれらの手続きをオブジェクトという考えかたの元にひとまとまりとして考え、それらを組み合わせることによってシステム開発を行うという考え方、手法、概念といったところでしょうか。

いずれにしても上記のような手続きを簡略化することによって、手続き(メソッド)の内部構造を理解、一から構築する必要が無いため、生産性が向上し、再利用もでき、内部構造もわりあい明確化されるといったメリットが多いようです