スクラッチ開発 [システム開発用語]

スクラッチ開発【scratch development】とは、既存パッケージやオープンソースなどを利用せず、オリジナルのシステムを開発すること。
たいていはフルスクラッチ(full scratch)開発を意味する場合があり、アプリケーションやソフトのすべての機能を一から設計、開発していくこと。

既存のパッケージ製品やオープンソースなどを利用せずに、すべてを新規に開発するため、機能や設計がすべてに自由度がたかく、
予算やスケジュールがあれば、あらゆる機能やシステムを実行することが可能。

反面、制作コストや保守運用費用などのメンテナンス費用が非常に高額になる場合が多く、費用対効果を得ることが難しい場合が多く、
スクラッチ開発の利点を有効に活用するには注意が必要である。

スクラッチ scratchとは、【名】引っかくこと、引っかき傷、スタートライン(棒で地面を引っかいて描いた)などの意味がある。

既存パッケージ製品を利用したパッケージ開発の対義語とされている。