画像品質をある程度保ちながら、画像サイズを同程度のJPEG画像に比べ、概ね半分以下のファイルサイズで作成できる新たな画像形式「BPG」。
「BPG」はFabrice Bellard氏により開発された新しい画像形式です。
可逆圧縮やアルファチャンネルにも対応し、色空間のサポート範囲もグレイスケール・RGB・YCgCo・CMYKなどで、ただ単にJPEGに比べファイルサイズが軽いだけのフォーマットではありません。
■BPG Image format
http://bellard.org/bpg/
●BPGとJPEGの圧縮比率による画質を見比べられるサイト。
BPG/JPEG comparison on the Lena picture
【BPG形式画像の作り方】
BPGは、ビューアや専門の編集ツールはなく、作成するにはコマンドプロンプトを使用してエンコードし、ホームページ内で表示するには、別途JavaScritpファイルを読み込ませる必要があります。
[1] 「BPG Image format」サイトから「bpg-0.9.3-win32.zip」をディスクトップにダウンロード・解凍します。
[2]コマンドプロンプトを起動してbpgのフォルダに移動。
解凍後の「bpg-0.9.3-win32」フォルダにコマンドプロンプトで移動します。
移動は、cd(カレントディスク)でbpg-0.9.3-win32を指定します。
C:\Users\ユーザー名\Desktop> cd bpg-0.9.3-win32
[3] BPGに変換したい画像を「bpg-0.9.3-win32」の中に保存。
コマンドプロンプトで
bpgenc.exe ファイル名.jpg
としてEnterしてエンコード。同じフォルダ内に、拡張子bpgのファイルがされる。
bpg-0.9.3-win32フォルダ内のhtmlフォルダ内にBPG画像を配置して、index.htmlファイルを作成して、作成したbpg画像とヘッダに下記のスクリプトファイル読み込みの記述をしてプレビューします。
<script type=”text/javascript” src=”bpgdec8b.js”></script>
比較したい場合は、圧縮前のJPEG画像も合わせて読み込むとよいでしょう。