Webにおける戦略では、すべてではないけれど、情報の重要性はやはり高い。
大切なのは情報に支配されるのではなくて、目的に合致した情報を効率良く取得できる取り扱いができることだ。
では、どういった経路で入手するかというと、決してニュースサイトやポータルサイトでは手に入らないと感じる。ましては雑音が交錯するSNSなどでは、別の意味で迂回してしまう。
マーケティングの発想は、”アンテナ人(びと)” を探すのが一番だと思う。
アンテナ人といっても、いつもトレンドのサービスや技術情報を追いかけて得意げにしている人ではない。
こういった人はニュースサイトと一緒で、情報の質がナチュラルな必要性からではなくて、ある種の義務的なルーティンから伝播されるものなので、価値はそれほど高くない。
アンテナ人とは、実際に自分の欲望に忠実で、実直で、より本質的に情報をフィルタリングしている人だ。
また、相対的にみると、平均的な価値感よりも、良い意味で”すこし浮いた人” である必要がある。
アンテナ人を追いかけていったり、知人になったりすると、実用的な情報や交流経路が発見される。
多分これは、情報のとらえ方が『知識』ではなく、混じりけのない『実用』に裏付けられているからだ。