オンラインでのサービスや商品は、大きくわけると以下3つの価格帯や原価になります。
1・オンラインのみでの価格および原価(Web限定で販売されているもの)
2・実店舗と同等の価格および原価
3・実店舗より割安もしくは割高となる価格および原価
Webマーケティングにおいても実店舗での価格やサービスを認知しておいて無駄はないですね。
ましてやSEM対策としてPPC広告やWeb媒体の広告を実施する際は、ブランディング戦略を含めたROIを熟考せずに行うべきではないでしょう。広告活動自体が市場調査活動で終わってしまいますので。
さて、週刊ポスト2012年7月号では牛丼屋などのファーストフード店の商品原価の記事がありました。
記事によるとジャンクフード系のお店ではポテトで利益をあげているということですが、これはそもそも頷けますね。ポテトSの原価は容器やスパイスなどを含めても30円以下となっていますから、ポテトSの単価を250円としてもポテトやドリンクを必ず進められるのは、当然のことでしょうね。100円ハンバーガーは40円から60円が原価となっていましたが、これ以上は原価が下がらないのではないかとおもいました。
一方、牛丼並盛りを350円で試算し、
牛肉80円
タマネギ5.4円
タレ30円
ご飯40円
合計 1杯155.4円原価
粗利200円
どういう算出方法かわかりませんが、利益は出すには牛丼の原価は100円以下ではないかと思いました。
原価の大半は輸送費や加工などの人件費で、食材のほとんどはタダに限りなく近づけないと利益は出しにくいはずですから。
オンラインの場合は流通などを通さないので、送料購入者負担にすることで原価が同じならば、実店舗より比較的価格を安くできると考えがちですが、在庫管理や梱包や発送手配、決済サービスの利用など、以外とかわらないどころか、逆に小売店などの販売のほうが手間がかかわらない場合も少なくないようです。
以上を踏まえて、あらためてインターネット上では単価の低いもの、粗利率の低い商品や5000円以下の商品は取り扱わない方が無難ということでしょうか。