2010年6月リリースのChromeから標準で搭載されている通信プロトコル技術、SPDY(スピーディー)。
Google独自の技術として採用された技術ですが、IETF(インターネット技術の標準化を推進する任意団体です)によってWeb標準の仕様化がすすめられています。
SPDYがHTTP/2.0とされるのにはSPDYの利点である以下の3つの内容が関係します。
1.ブラウザでのコンテンツ表示時間の大幅な短縮(サイト内容や構成による)
2.これまでのHTTP/1.1で制作されたコンテンツをそのまま利用できる
3.既存のWebサーバをそのまま利用できる(ただしTLS/SSL化されている必要がある)
なので、SSL対応のサーバであればSPDYでの通信がサーバー側と閲覧側で選択ができ、さらに対応サイトによっては、表示速度が同じ接続回線を利用していても、何倍も表示速度が光速度される可能性がある。
■HTTP vs HTTPS Test
HTTPとHTTPS(HTTP/2.0)の表示速度をテストするサンプリングサイト
http://www.httpvshttps.com/
ちなみに、SPDY対応のWebコンテンツかどうかを確認するためには、ChromeやFirefoxでは拡張機能/アドオンの”SPDY Indicator”をインストールするこで確認ができる。