Flash-TLFテキストとは

Flash制作でテキストオブジェクトのプロパティにTLFテキストというプロ
パティ属性がありました。

TLF (Text Layout Framework)とは、テキストに対して、DTP ソフトの
ように柔軟で詳細な設定が行える機能・新しいテキストエンジンで、FLA
ファイルにテキストを追加でき、様々なリッチテキストレイアウト機能と
テキスト属性の詳細な設定がサポートされる。

具体的にTLFテキストとはなにかをAdobeの説明から引用してみました。

以下、引用文

TLF(Text Layout Framework)とは、テキストに対して、DTP ソフトのよう
に柔軟で詳細な設定が行える機能です。

Adobe Flash Professional CS5 から、TLF という新しいテキストエンジ
ンを使用して、FLA ファイルにテキストを追加できるようになりました。
TLF では、様々なリッチテキストレイアウト機能とテキスト属性の詳細な
設定をサポートしています。TLF テキストを使用すると、以前のテキスト
エンジン(クラシックテキスト)よりも、細やかにテキストを制御するこ
とができます。
ALF テキストは Flash Player 10 以降でサポートされています。

TLF テキストを使用するには、テキストツールでテキストコンテナを作成
した後、プロパティウィンドウのテキストエンジンで「TLF テキスト」を
選択します。

TLF テキストでは、以下のような設定が行えます。
文字スタイルの操作

●フォントファミリー : フォントの種類を選択します。

●スタイル : 標準、ボールド、イタリックから選択します。

●サイズ : 文字のサイズ(ピクセル単位)を設定します。

●行送り : テキスト行間の縦間隔。デフォルトでは、行送りはパーセン
ト単位で表されますが、ポイント単位で表すこともできます。

●カラー : テキストの色を設定します。

●トラッキング : 選択された文字間の間隔を設定します。

●ハイライト : ハイライトカラーを設定します。

●カーニング : 特定の文字ペアの間隔を増減します。自動、オン、オフ
から選択します。

●アンチエイリアス : デバイスフォントの使用、読みやすさ優先、アニ
メーションから選択します。

●回転 : 文字を個別に回転することができます。

●アンダーライン : 文字の下に横線を引きます。

●打ち消し線 : 文字の中央に横線を引きます。

●上付き : 文字を通常の位置よりも少し上に移動し、文字のサイズを小
さくします。

●下付き : 文字を通常の位置よりも少し下に移動し、文字のサイズを小
さくします。

●リンク : このフィールドは、テキストハイパーリンクを作成する場合
に使用します。実行時に、パブリッシュされた SWF ファイル内の文字を
クリックしたときにロードする URL を入力します。

●ターゲット : URL のロード先のウィンドウを指定するリンクプロパテ
ィで使用されます。

●大文字/ 小文字 : 大文字小文字の使い方を指定できます。

●数字スタイル : ライニング数字とオールドスタイル数字のどちらでも
使用できる OpenType フォントを使用する場合、適用する数字スタイルを
指定できます。

●数字のツメ : ライニング数字とオールドスタイル数字のどちらでも使
用できる OpenType フォントを使用する場合、プロポーショナル数字と等
幅数字のどちらを使用するかを指定できます。

・文字揃え – 行の基準 : テキストのプロパティインスペクターのパネ
ルオプションメニューで日本語オプションがオンになっている場合にのみ
使用できます。明示的に選択したテキストに適用する優先(主)べースラ
インを指定します(段落全体のベースラインの整列を決定する行送りの基
準位置とは異なります)

・文字揃え – 文字の基準 : テキストのプロパティインスペクターのパ
ネルオプションメニューで日本語オプションがオンになっている場合にの
み使用できます。段落内のテキストまたはグラフィックイメージ用に別の
ベースラインを指定できます。

●合字 : 合字は、「fi」や「fl」など、一部のフォントで使用可能な特
定の文字のペアを置き換えるための文字組版の文字です。「前後関係に依
存する字形」と呼ばれる字形のうち、よく使用されるタイプのものです。
前後関係に依存する字形を使用すると、文字の特定の形状が、コンテキス
トに応じて変更されます(囲み文字になったり、行末に寄せられたりしま
す)。これらの合字設定は、合字や文字間の連結が標準で適用される、フ
ォントに依存しない文字に対しては影響がありません。

●折り返し時の改行設定 : 選択した単語(固有名詞や、ハイフンでつな
がっていて別の意味に取られる可能性のある単語など)の途中で改行され
ないようにする場合に使用します。

ベースラインシフト : パーセント単位またはピクセル単位でベース
ラインシフトを設定します。正の値を入力すると、選択した文字のベース
ラインが周囲の文字のベースラインよりも下に移動します。負の値を入力
すると、上に移動します。

●ロケール : 選択されたロケールは、文字プロパティとして、フォント
の OpenType 機能を使用する文字の成形に影響を与えます。

段落スタイルの操作

●行揃え : このプロパティは、横書きまたは縦書きの文字で使用できま
す。「開始位置に揃える」は、コンテナの開始エッジ(左から右に表記さ
れるテキストの左側)に沿って、テキストを揃えます。「終了位置に揃え
る」は、コンテナの終了エッジ(左から右に表記されるテキストの右側)
に沿って、テキストを揃えます。現在の選択範囲の段落の方向が右から左
の場合、行揃えのアイコンの表示もそれに合わせて逆になります。

●インデント 開始位置および終了位置 : これらの設定では、左右のイ
ンデントの幅をピクセル単位で指定します。デフォルトは 0 です。

●一行目インデント : 選択した段落の最初の単語のインデントをピクセ
ル単位で指定します。

●段落前後のアキ : 段落前後のアキのピクセル値を指定します。

●均等配置の調整 : テキストに適用する均等配置を指定します。

●言語の記述方向 : 段落の方向を指定します。方向の設定を使用できる
のは、環境設定で右から左に表記される言語のオプションがオンになって
いる場合のみです。この設定は、テキストコンテナ内にある現在選択され
ている段落にのみ適用されます。「言語の記述方向」プロパティは、TLF
テキストのプロパティインスペクターの「コンテナとフロー」セクション
で、コンテナに対して個別に設定できます。

●文字組み : 位置揃えの規則と呼ばれる場合もあります。このプロパテ
ィによって、段落の位置揃えがどのように適用されるかが決まります。こ
の設定を基に適用される均等配置は、句読点の間隔および行送りに影響し
ます。

●禁則処理タイプ : 禁則調整方式と呼ばれる場合もあります。このプロ
パティは、日本語の禁則文字(行の先頭または末尾に配置できない文字)
の処理に関するオプションを指定します。

●行送りモデル : 行送りモデルは、許可されている行送りの基準位置お
よび行送りの方向の組み合わせで構成される段落フォーマットです。

●オーバーセットテキスト

テキストコンテナにテキストが収まらない場合、赤い十字のが入った四角が表示されます。マウスで赤い四角をクリックし、別のテキストコンテナを選択すると、続きのテキストを収めることができます。接続を解除するには、四角部分をダブルクリックします。

枠線がないような・・・。

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