CSSプロパティ値でたまに”inherit”なる値が設定されていたりする。
inherit(インヘリット)とは、『継承』という意味で、このセレクタの親要素のプロパティ値を強制的に継承させるという意味です。
継承させたい同一のプロパティ値が大量にある場合は有効ですが、基本的にはあまり使用しないほうがよいかもしれません。
CSSセレクタのプロパティ指定は、セレクタごとに行う方が合理的です。
特に細やかなWebデザインを手掛ける場合は、ひとつのセレクタ毎にプロパティを個別に設定した ほうがよいでしょう。
あまり継承や複数個所での指定が重なると、プロパティの指定箇所や優先度がわからなくなったり、正常にプロパティ値が反映されるブラウザとされないブラウザなどがあるためです。